そういや、「太陽を曳く馬」がスゴ過ぎた件

前の記事でガイ・リッチーの「Take it to the next level」がスゴイって話を書いたのですが、どこら辺がどう凄いのかってのは私の表現力で文字化するのは無理だと早々に諦めました。

それ全部書くのにどんだけ文字数必要だよ!って感じで、それだけ書いても伝わるかどうかすら微妙だと思ったのよ。

 

世の中には「言葉にはできない部分」ってのが存在すると思うんですよ。例えば感情の細かい部分だったりとか。話逸れるが、感情は突き詰めてくと振動だそうで、言葉で詳細には表現できないっぽいね。

でだ。高村薫さんの「太陽を曳く馬」は、その「言葉にならない領域」を小説というスタイルで言語化し表現してる凄い作品だと私は思う。

なんであえて「小説というスタイル」と書いたかと言えば、「言葉を使った表現」とするとそれには会話だとかスピーチなんかも含まれてしまう。じゃ文字って表現でいいんじゃないのかといえば、そうでもなくて。「文字を使って表現」とすると、詩や俳句や短歌なんかも含まれる。詩や短歌なんかは文字と行間も含めての空気感を味わうものだと思ってるので、高村さんがやってるのはソコじゃないんだよ。小説なんだよ。

私、最初に「太陽を曳く馬」を読んだとき、『高村さん、ついにガチできたな…』と思ったんです。もうね読者が読みたがる作品とかじゃなくて、自分の文章という表現力を使ってどこまで行けるかチャレンジしてるって感じたんです。だから、本読むのに慣れ親しんでない人は、無理にこの本は読まんでいいと思うんスよ。算数がよく分からないのに代数幾何やろうとするな!…みたいな。ついて行ける人だけついてきゃいいと思うんよ。

 

参考までにドウゾ

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